※2016年2月9日公開、2017年11月18日に修正した記事です
前回に引き続き、私の過去の話です。
前回記事はこちら。
父親のDV、学校でのイジメ、対人恐怖症。
散々な過去を持つ私が就職した先は…
就職先の環境
就職先はとある会社の中の製造部でした。
女性4人の小さい部署です。
50代のおばちゃんが2人。
課長は36歳、未婚の女性。
そしてもう一人の先輩が21歳の未婚女性でした。
自分に自信のないA子さん
21歳の先輩はA子さんと呼ぶことにします。
A子さんはよく気のきく、仕事熱心な方でした。
ただ、自分に自信がなく、卑屈でコンプレックスの塊だったのです。
本人はきっと謙虚のつもりなんでしょうが、誰から見ても彼女は卑屈そのものでした。
A子さんの行動から学んだのですが、自信のない人は常に自分より劣っている(と感じる)人を探しています。
自分より劣っている人を攻撃することで、自分の心の平穏を保とうとするんです。
A子さんより年齢もキャリアも下の私は、入社してすぐにAさんの標的にされました。
揚げ足を取ることばかりされるので、仕事がやりづらかったです。
25歳までに結婚するという謎のこだわり
そんなA子さんにはこだわりがありました。
それは、25歳までに結婚すること。
A子さんは昔から親に『25歳までに結婚しろ』と言われていたようです。
だからそれを鵜呑みにして25歳までに結婚!と思っていました。
36歳の課長がなかなか結婚できず、焦って婚活しているのを見ていることもあり、そのこだわりはより強固に。
普段は課長の腰巾着であるA子さんですが、課長の婚活の話題の時はちょっと課長をバカにしていました。
なぜならA子さんには4年間付き合っている彼氏がいたからです。
彼氏がいるから私は婚活をしなくても良い。私の方が課長より優っている、とA子さんが思っているのが傍から見てもよく分かりました。
ただ、A子さんの彼氏は典型的なダメ男らしく、A子さんは仕事中に彼氏の愚痴を四六時中言っていました。
うそつきで自分勝手で、A子さんに対しての愛情や思いやりは全くない男性です。
いつも愚痴を聞かされながら、『A子さんは愛されていないのに、なぜこのダメ男と付き合ってるんだろう?』と思っていました。
A子さんの結婚
しばらくして、急にA子さんが結婚すると言い出しました。
25歳になる前に絶対結婚しないと!とものすごく意気込んでいます。
意気込みと言うより、自身の年齢というタイムリミットへの焦りでしたが。
相手はもちろん例のダメ男です。
どうやらプロポーズをされたのではなく、A子さんがダメ男に頼み込んだ様子。
25歳直前にギリギリセーフで結婚し、2人で生活し始めました。
しかしそれは、職場の私達を今まで以上にウンザリさせる幕開けだったのです。
次回に続く
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