誤診、と聞いてあなたは何を思い浮かべますか?
ヤブ医者とかセカンドオピニオンとか、はたまた全然違うものとか
まあ少なくとも良いイメージはないはずです
そして極力避けたいものでもあるはず
そんな誤診が当たり前に行われている診断方法が世の中にはあります
それがパーソナルカラー診断です
パーソナルカラー診断というのは、
その人の肌とか髪の色などを見て似合う色を診断するというもの
スプリング、サマー、オータム、ウィンターなど
季節の名前がよく使われるやつです
コレ、じつはすごく誤診が多いんです
「パーソナルカラー診断 誤診」 とかで検索するとすぐ出ますからね
あ、骨格診断同様、こちらもアパレル業界とは関係ないシロモノです
ちなみに私の場合、誤診以上にひどい診断を受けました
それは判定不可です
10年くらい前、パーソナルカラー診断を受けました
その時、パーソナルカラーを診る人に
「判定できないです」
冷や汗かいた顔でそう言われました
4千円も払ったのに(泣)
まあそういうことが普通にある診断方法です
受講して分かった、ずさんな内容
診断不可と言われた後、私には気になることがありました
それは、パーソナルカラー診断をした人が悪かったのか、
それともパーソナルカラー診断そのものがダメなのか、ということ。
その部分がすごく引っかかったんです
なので思いきってパーソナルカラー診断の講義を受けてみました
そしたらまぁ、骨格診断同様お粗末な内容でして
というか骨格診断よりひどいですね
だってね、人の肌は一人ひとり微妙に色が違うんですよ
それを4つに分類できるわけがないんです
もしパーソナルカラー診断の言う通り、4つに分類できるなら
ファンデーションは4色だけしか売ってないはずです
でも実際の化粧品コーナーはどうでしょう?
ファンデの色は4色だけではないですよね
ブランドによっても少しずつ違いますし、
そもそも1つのブランドでさえ4色以上あります
それだけ人それぞれ微妙に肌の色が違うという証拠です
あと、これまた残念なことなんですが
じつは色の見え方は人によって微妙に違うんです
パーソナルカラー診断をする人とあなたの見え方が違う可能性は高いです
極端な話、どんな色でも黄色っぽく見えてる人に診断される、
ということも普通にありえます
つまりパーソナルカラー診断とは、診断とは呼べないということ
診断する人の感覚や決めつけということです
セカンドシーズンは卑怯
パーソナルカラー診断は、じつは提唱する人によっていろいろあるんです
診断結果を4つのみならず、セカンドシーズンとかいって
8つとか16個とかの組み合わせを言ってくる診断もあります
私からすればコレは卑怯です
だってお客さんに「誤診です!」って言われた時の言い訳なんですから
たとえば診断士がお客さんにスプリングの診断をしたとして、
「診断でスプリングって言われたのに似合わない!誤診です」
とクレームを言われたとします
普通なら「誤診でしたすいません」って言うところです
でもセカンドシーズンという概念があったらどうでしょう?
「あなたのセカンドシーズンはウィンターだからですよ」
そう言って丸め込めば、謝らなくて良いわけです
便利な言葉ですねー、セカンドシーズンて(笑)
もともと4パターンしかない中で2パターン言ったらだいたい当たります
1/2の確率で当たるってことですから
コレ、診断って本当に呼べるんでしょうか?
ただの当てずっぽうと一緒ですよ
どんな色でも50%の確率で当たるってことですなんですから
診断する側の腰がめっちゃ引けてるじゃないですか(笑)
言い訳して逃げるつもりやったらお金とって診断したらダメでしょう
誤診と言われるのが当たり前。
だからセカンドシーズンという保険をかける。
それがパーソナルカラー診断の業界の常識です
まとめ
パーソナルカラー診断は誤診が当たり前の業界です
そんな業界にわざわざ高いお金を払い、誤診を信じて周りから笑われるのか、
自分の目を信じて似合う色を1つ1つチェックするか。
まあこの辺は人の好みですね
自由に選べば良いんじゃないでしょうか
P.S.
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